<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<rss version="2.0" xmlns:blogChannel="http://backend.userland.com/blogChannelModule" >
  <channel>
  <title>落乱</title>
  <link>http://kakunoyosa.blog.shinobi.jp/</link>
  <atom10:link xmlns:atom10="http://www.w3.org/2005/Atom" rel="self" type="application/rss+xml" href="http://kakunoyosa.blog.shinobi.jp/RSS/" />
  <description>いろはにほへと ちりぬるを　わかよたれそ つねならむ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　うゐのおくやま けふこえて　あさきゆめみし ゑひもせす</description>
  <lastBuildDate>Sat, 19 Jun 2010 09:03:24 GMT</lastBuildDate>
  <language>ja</language>
  <copyright>© Ninja Tools Inc.</copyright>
  <atom10:link xmlns:atom10="http://www.w3.org/2005/Atom" rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com/" />

    <item>
    <title>トリップ　１－０９</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>あいつが、秋原伊織が俺を見て悲しそうに顔を歪めるのが、時折見てとれて、そのことに酷く罪悪感を覚えた。<br />
だけどどうしようもないじゃないか。<br />
だってあいつは、俺から大切なものを取っていったんだから、自業自得なのに！<br />
<br />
なんでそんな悲しそうな顔するんだよ！<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
あいつと俺　１－０９<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
俺だって悲しいよ！<br />
伊作は俺の最初の友達だったのに、今じゃ俺には目もくれない！<br />
一緒にいた時間は俺の方が多かったのに、すぐにあいつに追い越されてしまう！<br />
俺だって、俺だって、仲良くしたいって思うのに！<br />
<br />
なのに、伊作はあいつが悲しそうな顔してるのには気付いても、俺が悲しい顔してるのには気付かないんだ。<br />
あいつのことならすぐ気付くのに、同じ部屋で同じクラスで隣に座ってる俺の気持ちには、全然気付いてくれないんだ。<br />
ねえ、気付いてよ！<br />
俺だって寂しいんだよ！<br />
<br />
ろ組の二人と一緒に走り去った伊作の背中を見ながら、俺はどうしようもなく孤独だと思った。<br />
<br />
部屋に戻っても、誰もいなくて。<br />
伊作はさっき走って行ったから、きっとあいつのところだろう。<br />
そのまま夕飯も風呂もあいつらと一緒するんだろうと思うと、なんだか酷く焦った。<br />
胸がかきむしられるような、背中を何かが這い上がってくるような、変な気持ち。<br />
<br />
一瞬脳裏にあいつの柔らかな笑顔が浮かんで、すぐに悲しそうな顔をしたあいつが浮かんだ。<br />
ずきって心臓が痛くなった。<br />
苦しくて、胸焼けがする。<br />
<br />
罪悪感なんて、途方もないほど抱いているのに、それでもどうしても素直になれなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
一緒にいたい。<br />
たったそれだけの言葉を口にすることができなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
続<br />
<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>転生　男主</category>
    <link>http://kakunoyosa.blog.shinobi.jp/%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%80%80%E7%94%B7%E4%B8%BB/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%80%80%EF%BC%91%EF%BC%8D%EF%BC%90%EF%BC%99</link>
    <pubDate>Sat, 19 Jun 2010 09:03:24 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">kakunoyosa.blog.shinobi.jp://entry/53</guid>
  </item>
    <item>
    <title>トリップ　１－０８</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>忍者の学校というにはお粗末なほどにけたたましい足音と、それ以上に音を張り上げた勢いよく開かれた障子に、部屋の主とその友人は驚いた顔をして部屋の入口に立つもう一人のこの部屋の主を見上げた。<br />
<br />
「いさっくん！長次！作戦会議だ！！」<br />
<br />
もう一人の部屋の主こと小平太は、声を張り上げてそう告げた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
作戦会議　１－０８<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
ここのところ伊織の態度がおかしいと感じていた。<br />
何がどうおかしいのかと聞かれたら、上手く答えられないけれど。<br />
<br />
例えば朝の挨拶の時に見せる笑顔だとか、いろはの合同実習の一瞬の表情だとか、いつもの四人で遊んでいるときのふとした瞬間だとか、綺麗な青空を仰ぐ横顔だとか。<br />
いろんなところでおかしいと感じるけれど、それでもその一瞬後にはいつもの伊織だから、伊織に質問することもできない。<br />
「どうしたの？」って聞くことを躊躇われる。<br />
だって「何が？」って聞き返されてしまったら、僕は上手く答えることができないから。<br />
<br />
だから小平太が珍しくも伊織を置いて僕たちと話をしようとしたときに、気付いた。<br />
きっと伊織のことだ、と。<br />
<br />
「伊織が、悲しい顔をするんだ」<br />
<br />
部屋に来るなり作戦会議だと声を上げた小平太と三人で輪を作って座り込んだ。<br />
伊織は一人委員会に行っていて、今は傍にいない。<br />
そのことにそわそわしながら、小平太は唐突に告げた。<br />
その言葉に、僕はすんなり理解した。<br />
<br />
そうか、あの顔は悲しい顔だったのか。<br />
<br />
「七日前に伊織が泣きそうな顔をしてたんだ。だけど私何も聞けなかった。ぎゅって抱きついたまま伊織、泣きそうだったんだ」<br />
<br />
すぐに笑ってくれたけど、と言葉を続けた小平太は、だけれどどこか寂しそうな顔をしていて。<br />
きっと伊織もそんな顔で笑ったんだろうと、僕は思った。<br />
だけどそれ以上にずるいと思った。<br />
だって伊織は一番に小平太を頼ったってことでしょう？<br />
・・・それはやっぱりずるいと思う。<br />
<br />
「僕も思った。ここのところ、伊織は変だよ」<br />
「・・ああ、確かにそうだな」<br />
「なんとかできないかなぁ？」<br />
「そうだね。伊織には笑っててほしいもんね」<br />
「・・・・・ああ」<br />
<br />
ずるいと思うけれど、そんなことより伊織の方が心配だから。<br />
僕たちは考えて考えて、決めたんだ。<br />
<br />
伊織が悲しい顔してても、笑ってくれるように一緒にいようって。<br />
伊織が悲しい顔する原因を探すのは、その後でもいいんじゃないかって思ったから。<br />
笑ってくれるようになったら、そしたら原因を探して、そして伊織にもっと笑ってもらうんだ！<br />
<br />
作戦会議を終えた僕たちは笑いあって、委員会に行っている伊織を迎えに煙硝倉まで走り去った。<br />
そんな僕たちを見て、悲しそうにしている顔に、僕はその時全く気付いていなかったんだ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
続<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>転生　男主</category>
    <link>http://kakunoyosa.blog.shinobi.jp/%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%80%80%E7%94%B7%E4%B8%BB/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%80%80%EF%BC%91%EF%BC%8D%EF%BC%90%EF%BC%98</link>
    <pubDate>Sat, 19 Jun 2010 08:47:33 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">kakunoyosa.blog.shinobi.jp://entry/52</guid>
  </item>
    <item>
    <title>トリップ　１－０７</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>小平太に抱きついて縋ることしかできない自分が、酷く惨めだった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
それは依存という名の　１－０７<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
あの子と会った後、気付いたら小平太に縋りついていた。<br />
自室で小平太と二人でぎゅっと抱き合って、小平太は私の行動に疑問を持っていたみたいだけれど、何も聞かずにただ頭を撫ぜてくれた。<br />
一定のリズムで撫ぜられる頭が、手が、温度が酷く心地よくて、私はどうしようもなく安堵してしまっていた。<br />
<br />
「小平太」<br />
「うん」<br />
「私・・・」<br />
「うん」<br />
「・・・・・・・小平太ぁ」<br />
「私はここにいるよ」<br />
「・・うん」<br />
<br />
私の言葉の一つ一つに頷いて言葉を返してくれる。<br />
そんな些細なことすら、とても幸せなことだと思うし、心の底から安心した。<br />
小平太はここにいる、だから大丈夫。<br />
<br />
きっと小平太は私に何があったのか分かってはいないだろう。<br />
けれど私の態度を見て何か察してくれたのか、何も言わなくなった私の身体を先ほどよりも強く抱きしめてくれた。<br />
痛いくらい、抱きしめてくれた。<br />
<br />
ああ、私には小平太がいる。<br />
小平太はここにいて、私を抱きしめてくれる。<br />
私の傍にいて、縋る私を嫌がるでもなく、ただ黙って受け入れてくれる。<br />
<br />
・・・私はもう小平太から、離れられないかもしれない。<br />
<br />
それが酷い独占欲で、唯の依存だと私はきちんと理解していた。<br />
だけれど、それでも小平太を離したくないと思ってしまう。<br />
それが将来小平太にとっても自分にとっても、きっと良くはないのだろうと、頭の冷静な部分では分かっていた。<br />
ああ、だけれどお願いだから、今だけ甘えさせて。<br />
もうすぐ、もう少ししたらいつもの私に戻るから。<br />
もう少しだけこの温かな温度で安心させて。<br />
<br />
「小平太、ありがとう・・・・大好き」<br />
「私も伊織が大好きだぞ！」<br />
<br />
言いながらぎゅうっと抱きしめてくれる小平太に、顔をあげて私は今できる精一杯の笑顔を見せた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
続<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>転生　男主</category>
    <link>http://kakunoyosa.blog.shinobi.jp/%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%80%80%E7%94%B7%E4%B8%BB/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%80%80%EF%BC%91%EF%BC%8D%EF%BC%90%EF%BC%97</link>
    <pubDate>Sat, 19 Jun 2010 08:14:14 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">kakunoyosa.blog.shinobi.jp://entry/51</guid>
  </item>
    <item>
    <title>トリップ　１－０６</title>
    <description>
    <![CDATA[あいつは嫌いだ。<br />
俺から大切なもの取っていっちゃう。<br />
あいつなんて嫌いだ、大嫌いだ。<br />
<br />
だって。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
嫌い嫌い　１－０６<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
同室の善法寺伊作と食満留三郎はとても仲が良かった。<br />
一人っ子の伊作に対し、留三郎は四人兄弟の三男坊だった。<br />
下にもう一人兄弟がいたが、それでも元来世話焼きな性格なのか、しょっぱなから不運連発な伊作に対して冷たく当たるどころか「しょうがないなー」と言っては助けていた。<br />
留三郎は実家に置いてきた下の弟のような伊作に、とても優しかった。<br />
そんな留三郎に伊作が懐かないわけもなく、二人の仲はすこぶる良かった。<br />
<br />
しかしそれがある時期からがらりと変わった。<br />
留三郎はなんら変わらなかった。<br />
変わったのは、伊作だった。<br />
<br />
いつも保健室か自室にしかいいない伊作が、そのどちらにもいない。<br />
図書室にでも行っているのだろうかと探しても、図書室にも見当たらない。<br />
ならば食堂かと行っても、いない。<br />
どこにいるのか、留三郎は学園を歩き回った。<br />
なにも伊作に用があったわけではない。<br />
ただ、心配だった。<br />
小さな不運ばかりを連発する伊作だが、もしかしたら怪我をしているかもしれない。<br />
自分じゃどうにもできない罠に引っ掛かっているかもしれない。<br />
助けなければ、と留三郎の中に使命感にも似た何かが生まれていたのだ。<br />
<br />
だから、中庭の木陰で昼寝をしている四人を見つけた時、留三郎は身体のどこかに穴があいたような気持ちになったのだ。<br />
穏やかに、安らかに。<br />
寝息を立てて幸せそうに寝ている顔を、伊作の顔を見て、留三郎は最近の伊作の行動を思った。<br />
<br />
俺の隣にいることが少なくなった。<br />
俺が助けることが少なくなった。<br />
俺と一緒にいることがほとんどなくなっていた。<br />
<br />
<br />
留三郎の心に、小さな嫉妬の火が灯った瞬間だった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
続<br />]]>
    </description>
    <category>転生　男主</category>
    <link>http://kakunoyosa.blog.shinobi.jp/%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%80%80%E7%94%B7%E4%B8%BB/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%80%80%EF%BC%91%EF%BC%8D%EF%BC%90%EF%BC%96</link>
    <pubDate>Fri, 11 Jun 2010 04:51:21 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">kakunoyosa.blog.shinobi.jp://entry/50</guid>
  </item>
    <item>
    <title>トリップ　１－０５</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>「お前なんか大嫌いだ！」<br />
<br />
泣きそうになりながら走り去って行った子供の背中を見送った。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
嫌いだ　１－０５<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
いつものようにいつものごとく、小平太と長次と伊作と私の四人で一緒に遊んでいた。<br />
木陰に座って昼寝をしたり、縁側でお茶を飲んだり、校庭でバレーをしたり。<br />
いつものように過ごしていた。<br />
子供のように。<br />
普通の子供であるかのように。<br />
<br />
私はバカだ。<br />
小平太も長次も伊作さえ私を受け入れてくれたから、自惚れていたのかもしれない。<br />
<br />
そうじゃなければ、自分から声をかけるなんてこと、絶対にしなかっただろうに。<br />
<br />
<br />
<br />
男の子が一人、庭先にうずくまっていたから、どこか怪我でもしたのかと思った。<br />
怪我をしたのなら保健室へ連れて行かなければ、あとでこのことを知った伊作も心配してしまう。<br />
伊作は心根が優しいから、知らない人間だろうと怪我をしたのだと言ったら泣きそうになりながら手当をしてくれるのだ。<br />
だから、早く連れて行かねば。<br />
そう思ったから、声をかけた。<br />
<br />
「怪我でもしたのか？なら保健室へ行こう。伊作が手当てをしてくれるよ」<br />
<br />
ほら、と手を差し伸べて相手の顔を見て。<br />
そこでやっと気がついた。<br />
<br />
相手が私を睨みつけていること。<br />
その瞳の奥に、好意的でない感情が浮かんでいること。<br />
<br />
ぎくりと身体が硬直したのが分かった。<br />
<br />
「お前、秋原伊織だろう」<br />
<br />
子供特有の可愛らしい高めの声。<br />
だけれどその声音に、子供らしさはあまり感じられなかった。<br />
憎いと、そう言っているかのようだった。<br />
<br />
「俺はお前が嫌いだ。俺から大切なもの取っていくお前なんか嫌いだ」<br />
「・・え、あ」<br />
「お前なんか大嫌いだ！」<br />
<br />
目の端に涙をためて、だけれど決してそれを零そうとしなかった子供は、走り去っていってしまった。<br />
私は差し出したままの手をだらんと身体の横に垂らして、呆然と前を見つめていた。<br />
<br />
バカだ、と思った。<br />
自惚れていた、私はバカだ。<br />
<br />
ぎゅっと拳を握って、暗くなり始めた空を仰いだ。<br />
どこまでも澄んだ空が、どうしようもなく悲しかった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
続<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>転生　男主</category>
    <link>http://kakunoyosa.blog.shinobi.jp/%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%80%80%E7%94%B7%E4%B8%BB/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%80%80%EF%BC%91%EF%BC%8D%EF%BC%90%EF%BC%95_49</link>
    <pubDate>Fri, 11 Jun 2010 04:39:28 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">kakunoyosa.blog.shinobi.jp://entry/49</guid>
  </item>
    <item>
    <title>転生　６－１７</title>
    <description>
    <![CDATA[髪紐屋さんの前で、店の前に並べてあった色とりどりのそれらをじっと眺める。<br />
紅に紅紫、空色、萌黄色に蒲公英色。<br />
夕焼け色も捨てがたいが、やはりここは紫紺だろうか。<br />
ううむ、悩む。雷蔵君並みに悩んでしまうぞこれは！<br />
<br />
「どうした？何か気に入ったのでもあったのか？」<br />
「あ、留君。髪紐を、ね。どの色がいいかなーって思って」<br />
「ふーん」<br />
<br />
みんなで町に来たはいいものの、みんな見たい場所がバラバラでいったん別行動をしようと提案したのは、かれこれ四半刻前ほどであろうか。<br />
みんなそれには不満があるようだったけれど、みんな行きたい場所がバラバラなのだから仕方がないだろうと納得させたのは私だった。<br />
なにせ、どこに行くかを町の入口で話し合って四半刻無駄にしてしまったのだから、別行動したくもなるものである。<br />
それぞれが用事を済ませたら、また町の入口で待ち合わせようといって、それから私は買おうと思っていた髪紐屋さんの前を陣取っていた。<br />
<br />
「髪色が黒だから、基本何色でも・・・似合う、と思うが」<br />
「そうかな？」<br />
<br />
留君は夕焼け色の髪紐を手にして、私をちらちら見ながらそう零す。<br />
確かに黒にはどの色も合うけれど・・・どの色も捨てがたいから迷ってしまう。<br />
それで結局は目立たない色の紫紺に落ち着いてしまおうかとまで考えるのだ。<br />
<br />
「・・・紫紺のやつを買うのか？」<br />
「え？ああ、そうしようかなって」<br />
「紫紺は髪に紛れちまうんじゃねーか？もっと華やかな色のやつとか」<br />
「うーん、そうなんだけどね」<br />
<br />
どの色も捨てがたくってさ、というと留君は眉間に皺をよせて何か考えだした。<br />
そして紅色と紅紫の髪紐を手にとって、私の髪にあてがってくる。<br />
<br />
「紅と紅紫なら紅だな」<br />
<br />
紅紫の髪紐は元に戻して、次は空色を手にとってまた髪にあてがう。<br />
そしてどちらがいいかぽつりとこぼして、また次の髪紐へ。<br />
それを何回か繰り返して、漸く最後の色。<br />
<br />
「空色と蒲公英・・・・・・・・蒲公英、だな」<br />
「え？あ、留君？」<br />
「ちょっと待ってろよ」<br />
「え？え？」<br />
<br />
そして留君はどちらの髪紐も手に持ったまま、店主と何かを話していて、しばらくすると帰ってきた。<br />
ずいっと差し出される小さな袋。<br />
とっさに手で受け取って、留君を見上げる。<br />
<br />
「やるよ、今日の記念に。もう一つは伊月にでもやればいい」<br />
「・・・ありがとう」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
途中まで書いててあれだけど、これただの食満夢ｗｗｗ<br />
ないわこれ＾&omega;＾<br />
書き直そうｗｗｗ<br />]]>
    </description>
    <category>転生　複数主</category>
    <link>http://kakunoyosa.blog.shinobi.jp/%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%80%80%E8%A4%87%E6%95%B0%E4%B8%BB/%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%80%80%EF%BC%96%EF%BC%8D%EF%BC%91%EF%BC%97</link>
    <pubDate>Mon, 04 Jan 2010 19:15:50 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">kakunoyosa.blog.shinobi.jp://entry/48</guid>
  </item>
    <item>
    <title>転生　６－１６</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>利津が学園の食堂で働くにあたって、休日なんてものは最初っからないものと諦めていた節がある。<br />
だから、こう言う時くらいは、まあ譲歩してやってもいいのかもしれない。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
食堂の入口でなんやかんやとしていた仙蔵達は、あれで隠れていたつもりらしく（忍者なんてやめてしまえとかそんなことは思ってない。断じて）明日の休日に利津と一緒に町に行かないかと誘いにきたのだという。<br />
当然私が邪魔をすることは目に見えていたから、こんなギリギリになってしかも私が忙しい時を狙って誘いにきたのだと。<br />
ま、誘うのを押し付け合ってて結局私にばれてしまったってところがこいつららしくて笑えることだ。<br />
<br />
「ふーん・・・別に誘いたいなら誘えばいいのに」<br />
<br />
誘われて利津が喜ぶならそれでよし、喜ばなければ手を尽くして邪魔をする。<br />
それだけだ。<br />
私の中心は利津だから、最終的に利津がそれでいいのなら文句は言わないさ。<br />
・・・あ、嘘。文句は言う。手も出す。でも邪魔しない。うん。<br />
<br />
早口でまくし立てていれば私たちに気付いた利津がこちらに近寄ってきた。<br />
どうやら食事の準備は済んだみたいだ。<br />
<br />
「こいつらが町に行かないか、だと」<br />
「町に？一緒していいの？行きたい行きたい！」<br />
<br />
近づいてきた利津に端的に話せば（長年の付き合いからか利津は私が十言わずして何が言いたいか分かってくれる）すぐさま返事をくれた。<br />
利津の声に驚いた仙蔵たちはバッと後ろを振り返り口々に、本当に？やら、やったぞ！と言い合っていた。<br />
ガッツポーズまでして、やはり彼らもまだ子供なのだな、と思う。可愛いものだ。<br />
<br />
「明日の朝門の前集合、だな。楽しんで来いよ」<br />
「うん！・・・あれ？伊月は行かないの？」<br />
「あいにくと、明日は滝夜叉丸たちに約束させられていてな」<br />
<br />
すでに売約済みだ。笑って返せば、利津は少し残念そうな顔をしてくれるものだから、嬉しいことだな。<br />
<br />
「たまには羽目をはずして遊ぶのもいいさ。沢山ほしいもの買ってもらえ」<br />
「それはちょっと。ほしいものなら自分で買うよ」<br />
<br />
利津は、全く伊月はと言って少し眉間にしわを寄せながら、じゃあ明日ねと仙蔵たちに言い残して、また食堂のカウンターの奥へと消えていった。<br />
<br />
<br />
<br />
残されたのは<br />
（少し呆然としたような六年と、仕方がないと言った顔の私だけ）<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
続<br />
<br />
・・・これ、次は利津と六年のターンなのか。<br />
それとも伊月と四年のターンなのか。<br />
笑<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>転生　複数主</category>
    <link>http://kakunoyosa.blog.shinobi.jp/%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%80%80%E8%A4%87%E6%95%B0%E4%B8%BB/%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%80%80%EF%BC%96%EF%BC%8D%EF%BC%91%EF%BC%96</link>
    <pubDate>Sat, 02 Jan 2010 13:43:13 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">kakunoyosa.blog.shinobi.jp://entry/47</guid>
  </item>
    <item>
    <title>転生　６－１５</title>
    <description>
    <![CDATA[某日、私とその他お供達はある計画を企てていた。<br />
それは六年ろ組に所属し、食堂のお姉さんこと利津さんの双子の兄である伊月にいかにばれずに利津さんを町に誘おうかと言うものだった。<br />
<br />
休日も忙しい利津さんだが、この間食堂のおばちゃんに「次の休日くらい久しぶりに町にでも出かけておいで」と言われていたのをたまたま聞き及んだ私は、今回のこの計画を企てたのだ。<br />
私一人の胸の内にしまっておいて一人利津さんを誘う事も、それはそれで美味しいのだが、いかんせんあいつらはそう言ったことには鋭いし、下手に邪魔が入れば伊月に見つかる。<br />
そうなったら、もうすべてが台無しだ。<br />
何と言っても、伊月は自他ともに認めるシスコンだからな。<br />
<br />
と言うわけで、利津さんの次の休日なる日の前日、まだ利津さんが伊月と出かけるなどの話は聞いていないし、今日の伊月は委員会で忙しいと聞く。<br />
誘うなら今しかない！と、長屋の私と文次郎の部屋に集まった六年と一緒に食堂へ来たは良いのだが・・・。<br />
<br />
「おい、誰が誘うんだ？（ひそひそ）」<br />
「・・・ここはやはり、いけ！留三郎！（ひそひそ）」<br />
「な・ん・で俺なんだよ！計画したのは仙蔵だろ！（ひそひそ）」<br />
「じゃあ私が行ってくる！」<br />
「黙れ小平太！少しは静かにしようと思わないのか！！（ひそひそ）」<br />
<br />
腰を折って食堂の入口で見つからないように話をしていたというのに、小平太のやつは飛び上らんばかりに大声をあげたものだからたまらない。<br />
すぐに立ち上がり頭を押さえて強制的に座らせた。<br />
小平太に行かせることだけはあってはならないな。<br />
<br />
「なんだよ！誰も行かないって言うから私が行こうとしたのに！（ひそひそ）」<br />
<br />
さすがに次はひそひそと声をひそめて話す小平太は、不満気な顔だ。<br />
だがしかし、小平太に任せたとあっては何が起こるか分からない。<br />
こいつは隠密をさせるには少々ふさわしくない。<br />
ならここは。<br />
<br />
「長次、どうだ？（ひそひそ）」<br />
「・・・・・・・・・・・・・・伊作（もそもそ）」<br />
「えっ！？私！？（ひそひそ）」<br />
<br />
長次にレシーブしたらトスされてしまった。<br />
それにしても、伊作か。伊作。ふむ。<br />
<br />
「よし行け伊作！（ひそひそ）」<br />
「む、無理だよー！わ、私じゃ・・・不運が・・・（ひそひそ）」<br />
<br />
だったら誰が行くというのだ！<br />
さっさと利津さんを誘ってこなければ、伊月が。<br />
<br />
<br />
「せーんぞっ」<br />
<br />
<br />
ビビクゥッ！<br />
ああ、いる、後ろにいる。<br />
<br />
<br />
<br />
後ろの正面<br />
（だーれだ？）<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
続<br />
<br />
こんな？＾＾<br />
みんなヘタレすぎるｗｗｗ<br />
ワロスｗｗｗｗｗｗｗ<br />]]>
    </description>
    <category>転生　複数主</category>
    <link>http://kakunoyosa.blog.shinobi.jp/%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%80%80%E8%A4%87%E6%95%B0%E4%B8%BB/%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%80%80%EF%BC%96%EF%BC%8D%EF%BC%91%EF%BC%95</link>
    <pubDate>Tue, 08 Dec 2009 15:14:51 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">kakunoyosa.blog.shinobi.jp://entry/46</guid>
  </item>
    <item>
    <title>転生　６－１４</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>食堂の入口に複数の人影。<br />
伊月はその影達を後ろからじっと眺めていた。<br />
<br />
こいつら何やってんだ？<br />
<br />
腐っても忍者のたまごであろうに、伊月が背後にいるなど露ほども気付かずに、じっと食堂の中を見ている彼ら。<br />
六年の忍たま、伊月もよく知る仲良し六人組が勢揃いだ。<br />
<br />
本当に何やってんだ、こいつら？<br />
<br />
彼らのすぐ後ろに立っても、まだ気付かれない。<br />
気付かれない伊月がすごいのか、はたまた気付かない彼らが鈍いのか。<br />
・・・ここは彼らの忍者としてのプライドのため、前者を推奨しておこうか。<br />
伊月は彼らのひそひそ話す声は無視して、彼らの見つめる先を見ようとひょいと彼らの頭の上から食堂の中を見回した。<br />
<br />
中には昼食の準備で忙しそうに走りまわる利津が一人。<br />
今日はおばちゃんが疲労で寝込んでしまったのだと、朝言っていたな、と伊月は思い出した。<br />
<br />
なるほどなるほど、つまりあれか？<br />
私を出し抜いて利津に話しかけようとしたってわけか？<br />
<br />
そんなことさせるわけねーし。<br />
<br />
「せーんぞっ」<br />
<br />
ビビクゥッ！と彼らの肩が跳ねあがる。<br />
代表として仙蔵の名前を呼んでみたけど、当の仙蔵はこちらを見向きもしない。<br />
・・・やましいことがあったって、そう思ってもいいんだな？<br />
<br />
<br />
<br />
抜け駆けなんて許せません<br />
（私を出し抜こうなんて百年は早いんじゃねーかな？）<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
続<br />
<br />
あんまり絡みがない。<br />
ウケルｗｗ<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>転生　複数主</category>
    <link>http://kakunoyosa.blog.shinobi.jp/%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%80%80%E8%A4%87%E6%95%B0%E4%B8%BB/%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%80%80%EF%BC%96%EF%BC%8D%EF%BC%91%EF%BC%94</link>
    <pubDate>Thu, 26 Nov 2009 16:54:41 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">kakunoyosa.blog.shinobi.jp://entry/45</guid>
  </item>
    <item>
    <title>書きたいこと</title>
    <description>
    <![CDATA[複数主のバヤイ<br />
<br />
<br />
●何かの集まりで、六年長屋のどっかの部屋に六年全員集合。そこに伊月くんが一番最後に登場。部屋の中を見て「なんだこの空間は！華がねぇ！！」<br />
<br />
●どっかの敵と遭遇。コテンパンに伸した後「じゃあな！このイモ野郎ども！！」と言って去っていく。個人的にドスカラスとマスカラス相手でｗｗ<br />
<br />
●一年二年三年生の腕やらほっぺやらをひたすらもにゅもにゅ。「せ、先輩！やめてくださいー！！」<br />
<br />
●食満、もしくは小平太が「伊月ーこの問題教えてほしいんだが」って伊月の元に来る。伊月、いい笑顔で「ググれカスｗ」利津も一緒にいて「伊月！この時代にグー○ル先生はいないから－！！」<br />
<br />
●後輩が寒い寒い言ってます。これは俺が温めてやるしかねぇ！何も言わずに抱きしめました。「い、伊月先輩！？何して！」「ん？寒いって言ってたから。温かいか？」「（ドッキーン☆せ、先輩！男前すぎます！）」個人的に作兵衛とかで書きたいｗｗ<br />
<br />
●ある日の用具委員。「先輩先輩、食満留三郎せんぱーい！」「ん？どうしたんだ、お前たち」「あのですね、えっとー」可愛い後輩に囲まれてウハウハな食満。でも次の言葉で何もかもが固まりました。「先輩ってお父さんしいですね！」「・・・・・お父さんしい？」「はい！女々しいのお父さんばーじょんだそうです！」<br />
<br />
●ある日の一年生たち。「伊月先輩！鉢屋先輩と不破先輩の見分け方を教えてください！」「そんなの簡単さ！」一年生を連れて、三郎と雷蔵の元へ。三郎を見た瞬間に、持前の俊足で背後に回り三郎のヘアピースを奪取。「ほらごらん。髪があるのが雷蔵で、ないのが三郎だよ？」<br />
<br />
●食満をけしかける伊月。しつこく言ってくるので、さすがの食満も「わかったよ！いってくりゃーいいんだろうが！！」利津の前までダッシュ。しかし、利津を前にすると何も言えない。このヘタレ！とは伊月の言葉です。「（好きです、好きです。あー！くっそ）言えるかバカ野郎！！」利津の前から猛ダッシュで逃げる食満。残される利津「なんだったんだろう・・・（はっ！もしかして鼻毛出てた！？）」有り得ない誤解を受ける。<br />
<br />
●「伏木蔵、俺の息子にならないか？」縁側でお茶してたのに、どこからそんな話に？「すっごいスリルー」伏木蔵も目を白黒。「それなら私も息子になります！」三郎乱入。「いえ、間に合ってます」「何で！？」<br />
<br />
●火薬委員の日。硝煙倉の入口で一歩中に入った瞬間「あ、やっべぇ火種持ってたーテヘッ」一同蒼白。または、火薬委員の日。すべてのチェックを終え「じゃあ今日の委員会は終わりだ。解散」と言った後に懐を探る伊月。伊助にお菓子を上げようとしたのですが、見つけたものは「あ、やっべぇ火種持ってたやーテヘッ」一同やっぱり蒼白。<br />
<br />
●一年生にはある疑問がありました。火器の扱いについてのナンバーワンは六年い組の立花先輩だ。でも伊月先輩も火器については出来ると聞いた。むしろ上手いと聞いた。どっちが上なんだろう？「伊月先輩と立花先輩ってどっちが火器の扱いが上手いのですか？」「うーん、仙蔵じゃないかな？」伊月考えるがさらっと答える。「じゃあじゃあ、伊月先輩はどれくらい上手いんですか？」「んー、仙蔵並みじゃね？でも私はどっちかと言うと火器よりも体術の方が得意だなー」「え？」それって、得意じゃないのに立花先輩レベルな伊月先輩って何者！？<br />
<br />]]>
    </description>
    <category>設定集</category>
    <link>http://kakunoyosa.blog.shinobi.jp/%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E9%9B%86/%E6%9B%B8%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8</link>
    <pubDate>Sun, 15 Nov 2009 09:38:48 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">kakunoyosa.blog.shinobi.jp://entry/44</guid>
  </item>

    </channel>
</rss>