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食堂の入口に複数の人影。
伊月はその影達を後ろからじっと眺めていた。
こいつら何やってんだ?
腐っても忍者のたまごであろうに、伊月が背後にいるなど露ほども気付かずに、じっと食堂の中を見ている彼ら。
六年の忍たま、伊月もよく知る仲良し六人組が勢揃いだ。
本当に何やってんだ、こいつら?
彼らのすぐ後ろに立っても、まだ気付かれない。
気付かれない伊月がすごいのか、はたまた気付かない彼らが鈍いのか。
・・・ここは彼らの忍者としてのプライドのため、前者を推奨しておこうか。
伊月は彼らのひそひそ話す声は無視して、彼らの見つめる先を見ようとひょいと彼らの頭の上から食堂の中を見回した。
中には昼食の準備で忙しそうに走りまわる利津が一人。
今日はおばちゃんが疲労で寝込んでしまったのだと、朝言っていたな、と伊月は思い出した。
なるほどなるほど、つまりあれか?
私を出し抜いて利津に話しかけようとしたってわけか?
そんなことさせるわけねーし。
「せーんぞっ」
ビビクゥッ!と彼らの肩が跳ねあがる。
代表として仙蔵の名前を呼んでみたけど、当の仙蔵はこちらを見向きもしない。
・・・やましいことがあったって、そう思ってもいいんだな?
抜け駆けなんて許せません
(私を出し抜こうなんて百年は早いんじゃねーかな?)
続
あんまり絡みがない。
ウケルww
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